えひめこども美術展 書写1896点審査 力作そろう
愛媛県内の幼稚園・保育園児や小中学生らが1年間に手掛けた作品が集まる「第44回えひめこども美術展」の中央審査が、2日に始まり、松山市西垣生町の垣生小学校で、書写部門の審査が行われた。
体育館の床には地区審査を通過した条幅、半紙、硬筆の計1896点が部門ごとにずらり。書写の教科書から選んだ題材を、小中学生が丁寧に伸びやかに書いた力作がそろった。
東中南予の国語教員ら約30人が審査に当たり、一枚一枚をじっくり見て回った。字の形やバランスなどを数人で協議する場面も。小学生は「伸び伸びと力強く書けているか」、中学生は「筆遣いに思いが乗っているか」などを基準に、各学年から30点ずつ、特選計270点を選んだ。
9日には美術部門の審査が、東温市西岡のツインドーム重信である。
特選入賞者は12月に愛媛新聞紙上で発表され、2017年1月4~9日、松山市堀之内の県美術館で作品を展示する。表彰式は1月9日午前10時から、松山市道後町2丁目のひめぎんホールで開かれる。